新型フィット ハイブリッド FIT3試乗レポート
先週発表されたばかりの新型FIT3 ハイブリッドを見てきましたので簡単にレポートを。
新型フィットハイブリッド(FIT3)の外観デザイン(エクステリア)について
フィットシリーズの三代目ということでキープコンセプトの2代目とは違い、大幅に顔が変わりました。
「こんなのフィットじゃない」とか「女性客を捨ててる」「厨二っぽい」とかデザインの評判も悪いみたいですが、個人的にはストライクです。
ハイブリッド専用車のインサイトは似非ハイブリッドと言われたIMAシステムは不評でしたが、デザインは個人的にはすごく好みで、この顔・デザインで新しいハイブリッドが出たらいいなぁとずっと思っていたところなので、インサイト顔の新型FIT3はデザインは有りだと思います。
女性受けは確かにあまり良くないかもしれませんが、このご時世、女性はN-ONEに流れていると思いますので、男性にメインターゲットを絞ったこのデザインは、悪くない進化だと思います。
流出写真とかで見ていると、リアはおしりが無駄にデカくて不細工に見えたのですが、実物を見てみると、どっしりとしていてかっこいいです。
サイドのキャラクターラインも、写真で見たときは「こんなのいらないだろ」とおもったのですが、実車では腰のくびれが美しくて、360度どこから見てもかっこいいなぁと思いました。
デザインだけでいえばMazda アテンザや今度出る新型アクセラ(Mazda3)のほうがヨーロピアンでかっこいいのですが、FITの路線も好きなので、どちらでも有りかなあというのが正直な感想。
新型フィットハイブリッド(FIT3)のボディカラーについて
CMやカタログではハイブリッド専用色のビビッドスカイブルー・パールがイチオシされているようですが、試乗車のブリリアントスポーティブルー・メタリックが思った以上にカッコ良かったです。
買うなら、このブリリアントスポーティブルーかミラノレッドの二択かなぁという印象。
ホントはサンセットオレンジ2が好きなのですが、RS専用色なので、残念。
新型フィットハイブリッド(FIT3)のインテリアについて
プリウスやアクアみたいないかにもプラスティックな質感の内装とは違い、それなりに質感にも気を使っている印象。高級感があるわけではないですが、このクラスにしては頑張ってる方じゃないかと思います。
運転席シートのホールド感は今乗ってるレガシィB4と比べるとやはりだいぶ落ちます。
あと、シートアジャスターがレガシィB4は電動で上下と前後の傾きの調整があるのですが、FIT3の場合は手動でギーコギーコと動かすタイプで、上下の調整のみ。このへんは車格的に仕方ないのかもしれないですが、中古で100万しなかった13年落ちのレガシィB4より劣っているのはどうなのかなと個人的な感想。
あと、シートの前後のスライド幅が少ない気がしました。
これも、後部座席の広さを強調するために前席を後ろに下げれないように制限しているんだと思うんですが、ちょっとどうなんでしょうね。困るレベルでは無いのでまぁいいでしょう。
プリウスをパクったと言われるジョイスティックみたいなシフトレバーですが、個人的には違和感はなし。フットブレーキではなく従来ながらのサイドブレーキなのも個人的には◯。
純正のインターナビは、アイフォンみたいにピンチイン・ピンチアウトで拡大縮小ができたり、スワイプで慣性スクロールしたりするのは今風でいいのですが、ちょっとタッチの反応が悪いですね。
もっと問題なのは、エアコン。
なんでタッチパネルにしてしまったんでしょうね。日産DAYZのタッチパネルエアコンの時もそうなのですが、タッチパネルだと視線を向けないと操作ができないので、走行中のエアコン操作が危険なんですよね。
タッチにバイブでのフィードバックとかがアレばまだいいのですが、電子音がなるだけで、まっ平らなので、ちょっといただけないです。
見た目は確かに今風でかっこいいんですが、使いやすいかと言われると完全にNOです。
運転席の肘置きが申し訳程度のほっそいのしかなく、位置も低いため、肘置きの役割を全く果たしていません。これも個人的にはNGポイント。
後部座席に座ってみると、ヘッドクリアランスも十分で、足元も想像よりもかなり広いため、それなりに後部座席にも快適に乗れそう。
このへんはこのサイズの車でよく頑張ったなぁという印象。
シートアレンジも豊富なので荷物も積みやすそうなのは、フィットの歴代の伝統ですね。
新型フィットハイブリッド(FIT3)の走りについて
エンジンをONにした段階ではEVモードで起動するのでものすごく静か。
ブレーキから足を離すと、「クリープ現象の再現は無いのかな?」と一瞬思うのですが、すこし遅れてクリープしだすみたいです。ここはちょっと違和感が有りましたが、すぐに慣れるレベルです。
加速性能は、思ったよりいいです。
最近の車のCVTはアクセルの踏みかげんと加速・エンジン音が一致しないことがおおく、思い通りに車を操れない感が不満なのですが、このFIT3 ハイブリッドはCVTではなくDCTでしかもモーターアシストなので、踏んだら踏んだ分だけ加速してくれます。(若干の遅れはあるが、気にならない)
あとプリウスで一番不満だったのはブレーキなのですが、プリウスの場合、ブレーキの遊びが多くて、ある程度踏んだら急にブレーキが効き出します。ブレーキの強さの調整も難しくて、思った通りの減速ができなかったのですが、このFIT3の場合、踏んだら踏んだ分だけブレーキが効くので思い通りのコントロールができます。プリウスみたいに途中でブレーキが抜けるような感覚もなく、自然な印象です。
加速も減速も、今乗ってるレガシィB4のハイオク2リッターターボとくらべてもそんなに見劣りせず、快適にドライブできるんじゃないかな、という印象でした。
多分アクアもプリウスも候補には入らないと思うので、買い換えるならFIT3ハイブリッドか次に出る新型アクセラの一騎打ちになるんじゃないか、と思います。
コンパクトカーということで、試乗する前は「どうせ不満だらけだろうな」とあきらめムードだったのですが、乗ってみると意外や意外、「ぜんぜんこれでも悪く無いじゃんか」という印象でした。さっそくFIT3欲しくなってきてしまいました。
最後に、FIT3のチョロQのおもちゃを頂いちゃいました。
ライトがちゃんと光るんですよねぇ、これ。ちょっとちゃっちいですが、もらって嬉しいおもちゃです。
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