映画「プリティウーマン」で学んだ、人生で大切なただひとつのこと

公開日： 2011/02/04 : 最終更新日：2013/12/31 未分類プリティ・ウーマン, ラブコメ, ラブコメディ, 映画, 未分類

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金曜ロードショーで見ました「プリティーウーマン」。

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多分十数年前に見た以来だと思う。
僕は映画が好きなくせに記憶力がなくて、大体のあらすじは知ってるけど、細かい部分とか、結末はどうなるか、忘れてしまっていた。

もともとラブコメディ系の映画が大好きだった。
ラブアクチュアリーや猟奇的な彼女はDVDを持ってるほど好きだし、ノッティングヒルの恋人、ラブソングができるまでなど多くのラブコメディを好んできたこともあって、エンターティメントとしては、もちろんいうまでもなく楽しめた。

だけど、この映画の教訓はなんだろう？

玉の輿最高？
金持ち最高？
娼婦だって、シンデレラになれる？

この映画で、再確認したのは、「人生に大切なのは、人との出会いだ」というただひとつの真実でした。

娼婦だったビビアン（ジュリア・ロバーツ）がエドワード（リチャード・ギア）と出会って、淑女に成長する。また、エドワードもビビアンに出会って、お金だけの人生じゃなく、人間味を取り戻す。二人が出会うことで、本当の幸せを見つける、それがこの物語の大筋。

プリティウーマンだけじゃなく、すべてのラブストーリーの基本は、男女が出会うことでお互いの人生に転機がおとずれる。
「人との出会い」で人生が決まる。これって、恋愛だけじゃなくて、人生そのものだと思うのです。

人は生まれながらに不平等だ、それも一理ある。だけど、家庭環境の差はあれど、生まれたときは誰もが同じただの赤ん坊で、最初から性格が決まっているわけでもなければ、職業も決まっていないし、将来幸せになれるかどうか、それは生まれる前から決まっているわけではない。
その人の人生は、その人が「何を持って生まれたか？」ではなく、「誰と出会うか？」で形成される。

誰と遊ぶか？誰と付き合うか？誰と仕事をして誰と食事を共にするのか？
誰かとかかわることで、人と話、何かを考え、そこで自分の意見が生まれる。自我が形成される。
そもそも他者がいなければ、自我は存在しない。
要するに、人との出会いや関係によってその人の価値観が形成されて、その人の生き方が決まっていく。

双子の性格が似るのは、いつも一緒にいて、同じ家族と生活をともにし、同じ友達と出会い、同じ学校で同じ先生に教わるから、似たような性格・考え方になるのではないか？

人は一人では生きられない。
幸せかどうかだって、絶対的な基準はなく、「人と比べて恵まれているかどうか？」できまる。

すべては、人との出会い、関係性で決まってくるのだ。

なんとなくこれまで思っていたけど、それをプリティ・ウーマンを見て、改めて実感した。

今の自分の価値観も、とある人との出会いがきっかけだ。その人には本当に感謝しているし、その人と出会わなければ、きっともっとダメな人間だったことだろう。（今もダメ人間には変わりはないけど）

人間で生まれた以上、一人で生きていくことは絶対に不可能だ。
もっといろんな人と出会おう。もっと人に関心を持とう。
いろんな人の価値観に触れることで、今までは思いもしなかった未来が開けるかもしれない。
そうおもった金曜の夜だった。